読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

言いたいことがなにもない

プライベートな日記です

ニールヤングの名盤を選んでみる

一時期は、好きなアーティストと言われると、ニール・ヤングと答えていた。

幸運なことにライブも二回行くことができた。フジロックと武道館だ。でももうこれからはアメリカにでも行かないと、二度と見ることはできないだろうなあ。 

初めてニール・ヤングを聴くのは大変だ。もう御大もデビューしてから50年以上が経ち、発売しているCDも優に50枚以上を超えているはずだ。ライブ盤やCSN&Yなど関連グループも加えたらとんでもないことになる。とりあえず数えるのも大変なくらいなのは間違いない。
 
しかも、正直言って作品にはハズレも多い。80年代に所属していたゲフィンレコードからは、「わざと売れないCDを作った」と訴えられるくらいだ。
そして人によってニールヤングのイメージも違う。フォーク歌手、グランジゴッドファーザー、爆音ギタリスト、渋いロックンローラー
 
50年間も音楽生活を送っていたら、たくさんの変遷があって当然だ。たがこの人は、ロックはもちろん、フォーク、サイケ、テクノ、カントリー、ロカビリー、ノイズともうメチャクチャである。(もっともメチャクチャなのは、前述のゲフィン時代)。とにかく名盤とそうでないものの差が激しい。ニールヤングは出会い方によって、印象が全然違う。
 
そこで、個人的なオススメの三枚を選んでみた。一般的にも人気が高い三枚になったと思う。あとオマケでネタになるCD、オススメのDVDも選んでみた。 

Harvest

ニール初期の大ヒットアルバム。アコースティックな曲を中心にまとめられたアルバムだ。「Heart of Gold(孤独の旅路)」というヒット曲が収録されている。キャッチーなメロディというわけではないので、日本ではあまり聞き覚えはないのではないか。だが、ジョジョの奇妙な冒険の第四部ラストで語られた「黄金の心」の元ネタはこれだ。

個人的にとにかく思い入れが深い曲だ。人生に悩む腐れ大学生時代、「この曲には人生が詰まっている!」と思って繰り返し聞いていた。


Neil Young - Heart of Gold/Lyrics (Full HD) - YouTube

ハーヴェスト <SHM-CD>

ハーヴェスト

 

 After the Gold Rush

ファンの間では総合的にこのアルバムが一番評価が高い気がする。全体的にアコースティックで叙情的な名曲が多い。最高傑作とも言われている。ピアノの弾き語りによる表題曲「After the Gold Rush」もあれば、一方でひたすらギターを弾き倒し、南部の黒人差別に対して怒っている「Southern man」まで、バランスがとれている。少なくとも初期の代表作であるのは間違いないと思う。 


Neil Young - Southern Man - YouTube

アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ
 

今宵その夜

個人的に一番好きなのはこのアルバム。

まずなんといってもジャケットがカッコいい。

 

今宵その夜

今宵その夜

 

ニールはクレイジーホースというバンドを従えてライブをすることが多い。このクレイジーホースのメンバーが、ドラッグのやりすぎで亡くなってしまった時、あまりに悲しすぎてメンバーと酒でベロベロになりながら一晩で録音したアルバムと言われている。(正確には全曲がそうではなく、例えばその亡くなったメンバーが参加したライブの演奏も入っていたりする)。

酔っ払っているから演奏や歌もヨレたりするんだけど、その分だけ味を感じるし生々しい。たまに絞り出すような声で歌ったりするところに胸をうたれる。アルバム一枚を通して世界観が成立しているのがとてもいい。とにかく夜に聴きたくなるアルバム。


Neil Young- Mellow My Mind (Rare Unreleased ...

ネタの二枚

ラッキーサーティーン

訴えられたゲフィン時代のベストアルバム。これは訴えられるのも止むを得ないくらいひどい。これでベストなのか⁉︎と耳を疑う。この中にも収録されているテクノの曲が弾き語りで披露された時、実は名曲であったことに気づかされる。だかニールヤングを好きになると、このような作品ですら愛おしく思うので、本当に罪深い。


Neil Young - Transformer Man - YouTube  

ラッキー・サーティーン

ラッキー・サーティーン

 
 

ル・ノイズ

なんと70歳にもなって、爆音でエレキギターを弾き語りするアルバムを出したのだ。7歳を経てこのチャレンジ。音の響きも実験精神に満ち溢れている。こんな70歳がいたら、歳を取るのも悪くないと思う。ネタと言うと相当に語弊があって、とてもいいアルバム。近年の代表作だと思う。

 

ル・ノイズ

ル・ノイズ

 

 

 オススメのDVD

ついでにオススメの映像作品を選んでみる。オススメのCDというと、初期の作品が多くなる。だが映像作品では、後期ほど優れているものが多い。後期のほうが、ギターの鬼と化したニール・ヤングを堪能できる。

イヤー・オブ・ザ・ホース

ジム・ジャームッシュが監督をつとめる、ニールヤングwithクレイジーホースの歴史を追ったドキュメンタリー。40代くらいの頃の映像で、「お前なんであそこで間違えたんだ!」とバンド全員でマジ喧嘩をしている様子がおさめられている。40代にもなったプロのミュージシャンが喧嘩する内容と思えない。だがそれがいい
他にも、これは50代の映像か、ニールヤング必殺の、一音だけを延々と弾き続けるギターソロを見ることができる。とにかく勢いとエモーショナルさだけで演奏する50代のバンド。すごい。
イヤー・オブ・ザ・ホース [DVD]

イヤー・オブ・ザ・ホース [DVD]

 

 

レッド・ロックス・ライブ

Harvestにも参加したメンバーも交えた野外ライブで、前半は落ち着いた大人のロックを演奏している。これはこれできっと酒が進む演奏なのだろう。だが後半、天候が嵐になるとともに、ニールヤングがハゲ頭と長髪を振り乱しながらギターを弾き倒す鬼と化す。これが素晴らしい。
このDVDとほぼ同内容のCDで、ロードロックvol.1という作品が出ている。なお、いまだvol.2は出ていない。 

 

 

 次回は、ニールヤングには数々の天然エピソードがあるので、その辺りの逸話を更新するかもしれない。しないかもしれない。