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言いたいことがなにもない

プライベートな日記です

Gunosyがマス向けになったことで狙っているビジネスモデルを考える

言いたいことがなにもないような日々

Gunosyがリニューアルした。これまでアーリーアダプター向けだったアプリがマス層を狙ったアプリに変わったことが、ネット上で話題になっている。「これではSmartNewsの二番煎じではないか、失敗するのではないか」という意見が多い。

ただGunosyの本当の狙いは、多くの人に使われるアプリにすることではなく、多くの人に使われて得られることにあるのではないだろうか。そんな思考実験をしてみた。(※個人の感想です)

記事推薦エンジン

彼らが開発しているのは「人に合った記事を推薦してあげる」テクノロジーだ。そう考えると、いずれはターゲットをマス層に広げなければ、この記事推薦エンジンを高度化していくことが難しくなるのではないだろうか。

世の中にニュースアプリを求める市場がどれだけあるかは分からないが、ニュースメディアから企業まで、マッチングした人(する可能性のある人)に自社コンテンツを届けたい企業は多く、またそこに広告費を中心とした大きな予算が動く。

高度な記事推薦エンジンがあれば、それを求める会社が多くなり、いずれはプラットフォーム化されるかもしれない。そこにはビジネスチャンスがある。

広告プラットフォーム

以前にGunosyの社長が、Qiitaにこのような投稿をしていた。これを見て、マジですげえなと思った。

広告と機械学習 - Qiita

色々出資があった結果、ビジネス的な思惑で広告を出さざるを得なくなった、というわけではない。アドテクノロジーを楽しんでいる。

これを読んだ時に思ったことではあるが、Gunosyはたくさんの広告データを集めることで、新たな広告プラットフォームを開発できるかもしれない。数値でしか無い訪問者がどのような属性なのかを予測するツールであったり、それとも組み合わせたCVR予測ツールを開発し、メディアや広告主に販売する、そんな方向に行くのかもしれない。当然このようなプラットフォームにも、ビジネスチャンスは眠っている。

ちなみに個人的な感想として、確かに最近の広告の表示方法は、ネイティブ広告と呼ぶにしてもあまりに記事に溶け込んでおり、広告とは気づきづらいと思う。特にこれからターゲットになるマス層は、Sponsored=広告だとは知らない人が多く、広告と知らずにクリックする人も多そうだ。けれども、PRともSponsoredとも明記しないステマをやっている媒体があまりにも多すぎる現状では、中の人からすると「なんで僕らは明記しているのに文句を言われるのか」という気分かもしれない。いずれにせよ、多くの人に広告を起点に行動してもらわれなければ、得られないものがあるのだろう。

 

Gunosyはアプリをリニューアルしてダメになったという意見が多いが、彼らの本当の強み(強みにしていきたいの)は、ユーザーに合った記事を推薦するテクノロジーだろうし、そこにさらにアドテクノロジーが紐付いている。アプリがリニューアルしたのもTVCMを打っているのも表面的な変化に過ぎず、これらのテクノロジーを今後どのように発展させていくか、どう活用していくかが彼らの本質なのではないだろうか。Gunosyにはたくさんの広告費が使われており、それは今のGunosyの広告収益に比べるとマイナスの方がずっと大きいだろう。でもそれは何かを見越しているだけではないか。

ここに書いたことが的外れかどうかは分からないが、もっと大きなビジネスを描いているのではないかと思う。

(※最初に書いたとおり個人の思考実験です。)