言いたいことがなにもない

プライベートな日記です

プラネタリウムで

奥さんに外せない用事があり、朝から不在にしていたので、娘とどこかに遊びに行こうとプラネタリウムに出かけた。

 

娘が起きたときにもう奥さんはいなかったので、「ママ探しに行く!」と泣きながら玄関まで走っていった。

テレビをつけたらテレビの楽しそうな声に釣られてリビングまで戻ってきてくれたので、Eテレの力は偉大。

 

プラネタリウムに行くのは二回目で、どちらも僕と娘の二人だけで出かけた。初めて行った後は、しばらくの間「昨日パパとお星様みたの」と言っていた。補足すると、二歳の娘は今日ではない過去のことは、全て昨日と言ってしまう。

 

それから数ヶ月経って二回目である今回、星や月をときに指差しながらじーっと観察していた。していたようだった。僕は暗くて静かになると自然と寝てしまうので、最初の頃しか覚えていない。たまに「ちゃんと見てよ~」と叩き起こされた。

プラネタリウムを見たあとは、小高い丘の上にあるアスレチックまで登っていき、そこで1時間半くらいすべり台を滑っていた。ハマるとずっと同じことをする傾向がある。この前は2時間くらいずっと砂場で穴を掘っていた。すべり台のほうが動きがあるので、見ているこちらもまだ飽きない。多少は。

 

いろんなものを見せてあげたくて、動物園や水族館などに連れて行くようになった。なかでもプラネタリウムというのはまた違った特別感がある。自分がプラネタリウムに初めて行ったのは、多分小学生の遠足ではなかったか。天地明察の主人公、渋川春海の物語とともに星を見た記憶がある。なんとなくキレイだった記憶と、特別な場所に出かけた記憶はある。

 

もし死ぬときに思い出すとしたら、プラネタリウムの椅子に座り、これから何が始まるのかと興味深そうな目をして待つ娘の姿だ。初めてのものを見る目はとてもきれい。