娘が一歳になった
2月15日、娘がめでたく一歳になった。
娘が産まれた日は、近年まれに見る大雪の日だった。
娘は奥さんの実家である群馬で一ヶ月を過ごした。毎週末、仕事が終わってから群馬に帰った。毎週群馬に行くのは疲れたけど、おかげで早いうちに子育ての大変さを知ることができたし、早くに父親の気持ちを実感できた。毎週来た方がいと言ってくれた奥さんに感謝している。
それから神奈川に帰ってくる日は大雨が降った。大雪に続いたものだから何か持ってるのかと心配したけど、それからは何の問題もない。元気によく笑う子供に育っている。ちなみに誕生日の今日は快晴だった。
群馬の実家では、奥さんの両親と世話をしていたけれど、神奈川では僕と奥さんだけで娘を育てることになる。赤ん坊は手がかかるし目を離せない。たった2人でこの娘を育てられるのか、不安でたまらなかった。外出もままならないから、毎週末には数日分のご飯を作ったり、食料を買い溜めしたりした。
お風呂に入れるにも試行錯誤を繰り返した。
寝かしつけも悩んだ。
こんな風に最初の頃は戸惑うことが多くて、特に奥さんは、乳児湿疹が出ては「これはアトピーでは」と、微妙な身体の動きや泣き止まなさから「まさか発達障害では」と心配していた。また、よく風邪をひいて熱を出していた。
僕と違って、一人で娘とずっと一緒にいるから、さらに気になったのだろう。さらに寝不足も重なり、ストレスが溜まっていたはず。正直僕はその心情を理解してあげられなかったし、ケンカも多かった。今思うと申し訳ない。
けれども区のイベントなどでママ友ができてからは、娘との日々を楽しそうに過ごしてくれるようになった。外出して気分転換できるようになったのも大きいだろう。
そういった不安も、娘が成長していく喜びの方が勝っていった気がする。
けれども区のイベントなどでママ友ができてからは、娘との日々を楽しそうに過ごしてくれるようになった。外出して気分転換できるようになったのも大きいだろう。
そういった不安も、娘が成長していく喜びの方が勝っていった気がする。
娘は大きくなり、一緒にハワイにも行った。
育児休暇の気持ちで家族でハワイ旅行に行った話 - 言いたいことがなにもない
一人で立てるようにもなった。
最近は、言葉を発するようになった。マンマとアンパンが言える。アンパンはいいから、早くパパと言ってくれないか。アンパン食べたことないだろ。
少し前までは寝かしつけするにも、抱っこして夜中に散歩に連れて行ったり、度々起きて母乳を欲しがったりと大変だったけど、最近は布団で寝転がってあげると眠るようになった。離乳食もよく食べる。
だんだん、僕ら以外の大人や子どもを見てニコニコと笑う、元気な女の子になっていった。
案外、一緒に会話したり、一緒に歩いて散歩する日が近いのかもしれない。なんだか想像がつかないけれど、その日はもう一年も経たないうちにくるはずだ。
前のように、音楽や映画に費やせる時間はかなり減ってしまった。でも子育てもアートみたいだ。一つの命が元気に楽しそうに大きくなっていく姿を目の当たりにすることは、とても美しいことだ。
さて誕生日の今日、娘は初めて偉大な一歩を踏み出した。まだ歩くには時間がかかるけれど、わざわざ誕生日に一歩だけでも歩いてくれるなんて、ドラマチックなことをしてくれる。
子どもが産まれて良かった。娘には幸せになってもらいたいし、そのためにできることをしてあげたい。次の一年はまた大変なことがたくさんあるはずだけど、それ以上に嬉しいことも多いはずだろう。