言いたいことがなにもない

プライベートな日記です

年末年始の日々

年末年始は奥さんの実家の群馬で過ごした。まだ1歳に満たない娘も含めて、義理の父と母、姉妹、義弟と過ごした期間は、とてもリラックスした楽しいものだった。
みんなでコタツを囲み、ハイハイをする娘を微笑みながら見ていたり、お酒を飲みながら紅白を観たり、ひたすら何気ないことで笑っていたり、そうしていることは、遠い昔、子供の頃に過ごしていた正月のような気分だった。

元旦。東京で知り合った友人が、偶然奥さんの実家近くが出身だったことがわかり、夜は彼と飲んだ。
飲んだ後、歩いて帰ろうとしたところ、相当酔っ払った彼が道案内をすると先導して歩き始めた。同じことばかりを繰り返し喋るので不安に思うも「地元の僕に任せて欲しい」という言葉を信じた結果、一時間ほど歩いて何もない真っ暗なところに辿り着き、深夜の1時過ぎに義理の母親に車で迎えに来てもらった。帰った後に正座して謝罪した。

それから僕は一足先に神奈川の自宅に戻ってきた。セールで買い物をしたり、エレカシのライブに行ったり、ジムに行ったり、あとはひたすら映画を見ていた。

家族ができて、家族で一緒にいることを幸せだと思えるようになった。でも、たまに一人でいる期間が欲しくなる。大抵この機会にひたすら映画を見ている。ほぼ誰とも喋らない。

本当は映画を見ることが目的ではない。必要以上に誰とも喋ることなく、わざわざ淋しさを感じながら、一人で何かを見て考えている期間が、なぜかまれに必要になる。この気持ちをうまく伝えることができない。
明日からはまた人間的な生活に戻る。