エレカシ、復活の野音ライブ一日目を観た
ミヤジの気迫も凄かったが、バンドとして最高だった。先日まで公開されていたエレカシのドキュメンタリー映画で(宮本以外には)地獄のような練習現場が公開されていたが、明らかにその成果が出ていたと思う。(上からの言い方になっていてすみません)
素晴らしいフロントマンがいると、フロントマンがその全てだと思われてしまう。例えばNIRVANA=カートコバーンだと思われがちで、あの三人で凄いということがあまり知られていない。
今日は聞き飽きたと言ってしまいそうなセットリストだが、全てが生まれ変わって聞こえた。特別に別のアレンジをしているわけではないが、大きな音にするタイミング、少しテンポを早めるタイミング、曲を終えるタイミングなど、息が揃っているだけで、バンドはこんなにも生まれ変わる。
僕はエレカシは、サポートメンバーがいない四人だけで演奏している時が好きだ。とてもスカスカだったり、リズムがヘロヘロだったりするが、異常なくらい緊張感があるからだ。
だか今日の演奏は、四人だけでも貫禄と迫力があり、さらに緊張感もさらに増していた。
中でも、明日への記憶、友達がいるのさは、息の合い方が凄まじく、サポートメンバーを入れて六人の演奏なのに、大人数の爆音クラシックを聞いているかのようだった。
何と言っても、復活でお涙ちょうだい的なライブではなく、気迫と緊張感に漲るハードコアでロックンロールなライブだったのが良かった!
セットリスト(うろ覚え)
ハロー人生
四月の風
悲しみの果て
東京からまんまで宇宙
大地のシンフォニー
新曲(めんどくせえ)
デーデ
星の砂
涙を流す男
新曲(はてさて)
翳りゆく部屋
風に吹かれて
シグナル
新曲(飛んでいっちまいたい)
明日への記憶
新曲(あなたへ)
旅
笑顔の未来へ
ズレてる方がいい
俺たちの明日
(アンコール)
今宵の月のように
友達がいるのさ
so many people
ガストロンジャー
ファイティングマン
花男