言いたいことがなにもない

プライベートな日記です

肩の力を緩めてもらえるように

ぼくらのクローゼットという媒体に寄稿した。
どんな記事を書いたらいいだろうか、この内容、文章でよいのだろうかと、うんうん唸ったりずっと書き直しているうちに一ヶ月くらいかかった。かなり評判がよかったようで、本当にホッとした。


でもやっぱり、幸せな人間の傲慢な記事だ、みたいな意見も数件あった。そういった感想がでることも予想していたので、僕が抱えているルサンチマン的なものも少し滲ませてみたけど、やはり伝わりきらなかった。

僕はずっと世の中が嫌いだったし、自分の狭い了見や信念と折り合いがつかない人とはひたすら交流を絶っていたし、電車に乗ったら全ての人が俺の悪口を言っているような気がしてひたすら下を向いていた時期だってあった。

そんな昔の自分がこの記事を読んだ時、唾を吐くようなものではないようにしよう、少しでも力んだ肩を緩めてもらえるような記事にしよう、と書いたつもりだった。結構評判がよかったとはいえ、そればかりは上手くいかなかったようだ。
もったいないことに、泣いた、元気が出た、というコメントをたくさん寄せていただいた。だけど、どうしても傷ついたかもしれない人が気にかかる。

根本的には一生そちら側の人間だと思っている。でも、だからこそこのつまらん世の中を多少でもマシにしたい、ずっとそう思っていた。
今日は尊敬する人生の先輩に「お前はそういうことをやらなければいけない」と説教された。目指すものはあるけれど、具体的に何をすべきか分からない。でもやらなかったら、世界と人生への敗北感を持つだろう。頑張ろう。少なくとも今は頑張る責任があるのが昔と違う。

完全に話は変わるけど、ネットで記事をバズらせるにはタイトルに◯選といれたり、!や?をいれてショックを与えたり、ファーストビューに写真を入れたり、といったお作法がある。
でもそれらに従わずに記事を作りたかった。もちろんせっかく依頼して下さったわけなので、責任持って最低限届けたい人には届けることを目指そう、と思っていた。そしたら予想を越えて読まれる記事になったので本当によかった。