育児休暇の気持ちで家族でハワイ旅行に行った話
約7日間、奥さんと娘とハワイに行ってきた。
ハワイ旅行のキッカケは幾つかあった。
- 奥さんが育休期間中に海外に行きたいと言った
- 今なら娘の飛行機代がかからない
- 奥さんの会社が入っている保険が契約しているハワイの保養施設が超格安で取れた
当初、僕自身はハワイに興味がなかったり、仕事で年末進行が見えている時期だったり、まだ生後9ヶ月の娘を海外に連れて行って無理させることが心配だ、といった気持ちから、あまり行きたくはなかった。でも保養施設が取れてしまったので、では仕方ないなと行くことに決めたのだ。そんな消極的な気持ちだった。
けれども次第に「ああこれは僕にとっての育休期間なのかも」と思うようになった。こういう機会でもないと、中々家族三人で一週間強ずっと過ごすことなんて出来ない。もちろん正月など長めの休みもある。でもその間は家族が丸々一緒かというとそうでもなく、どちらかが予定を入れることもある。
また海外ではなく国内旅行だと、仕事からプライベートへの気持ちの切り替えがうまくできなさそうだ。
どうせなら、海外旅行くらいの思い切った予定にすれば、無理して調整して(周りの人に助けてもらったり)休みも取れるのではないか。そう思ってからは、家族だけでずっと過ごせる時間が楽しみになった。
これを育休と呼んでしまうと、頑張っているワーキングママの皆さんに怒られるかもしれないけれども。
というわけで、家族三人で楽しく過ごすことができた(正直に言えば奥さんとケンカすることもあった)。
旅行の日々の思い出は自分だけの非公開ブログに書いた。ここではハワイ旅行でとにかく印象的だった3つを書いておく。
ハワイの人たちは赤ちゃんが好き
飲食店のレジやウエイター、通りすがりの屋台の人、また道を歩いている通りすがりの人、エレベーターで一緒になった人、信号やバス待ちの隣の人だったり、とにかくみんなが赤ちゃんに笑顔で話しかけてくれる。赤ちゃんはみんなの宝だというくらい、大切にしてくれる。
娘は最初外国の人に話しかけられると泣いていたけど、次第に話しかけられると満面の笑みを浮かべるようになった。
まあハワイというか、基本ワイキキの都市部中心を出歩いていたので、それでハワイが、というには主語が大きいけれども。
ただ赤ちゃんに限った話ではなくて、至る所で心がおおらかな人が多いなあと感動した。こういうカルチャーは本当に凄いと思う。これが豊かであるということなのではないだろうか。
日本だと、赤ちゃんを連れて出かけたら迷惑になるとためらうところもあるけれど、ハワイだと最低限のTPOさえ守れば皆んな力を貸してくれるので、自信を持って出かけることができた。
ハワイの人たちのおかげで、娘もたくさん笑顔になることができた。
赤ちゃんを連れて宿泊するならコンドミニアムが便利
赤ちゃんのリズムに合わせて生活すると、定期的に離乳食を食べさせたり、寝かしつけさせるために、夕食を外食にすることは難しい。
そうすると、キッチン付きのコンドミニアムは本当に便利。キッチンで離乳食を作ることもできる。あとハワイのご飯屋さんはテイクアウトできるところが多いので、ご飯をコンドミニアムに持ち帰って、娘を寝かしつけた後で温めなおして食べたりと、子供のペースに合わせて食事ができる。ハワイの果物を買ってきてキッチンでカットして食べたりもできる。
また、靴を脱ぐ作りになっているのもいい。これがアメリカ式のベッド以外は靴で過ごすという空間になると、赤ちゃんがハイハイして土まみれになってしまう。それが嫌ならベッドの上で見張っているしかない。親も大変だし、赤ちゃんも不自由で可哀想だ。
uberがとにかく便利で安心
初めて使ったけど、とにかく便利で感動した。海外のタクシーだとメーターを回さないでぼったくってこようとする奴がいたり、無駄に遠回りして料金を増やしたり、変な店に案内しようとしたりと面倒くさいことが多い。
でもuberだと今どこを走っているかがリアルタイムでわかるし、料金が後払いだったり、運転手の顔や評価がわかったりととにかく安心。そして外出して遅くなっても何とかなるというこの安心感。
ホノルル近郊だと10分以内には来てくれるし、見積もり機能があるから金額の検討もつくし、チップも含めて処理してくれるので、とにかく楽で便利で快適だった。
そういうわけで、楽しい旅行だった。
娘が大きくなっても、ハワイのことは覚えていないだろう(むしろ、覚えてないからまた連れて行け、と怒られるのではないか)。でも、幼児期に親子三人で一週間以上笑いながら過ごしたことは、きっといいことで、かけがえのないものだったに違いない。
あと、こんなワガママのために協力してくれた職場の皆さんに本当に感謝している。結構何とかなったので、他の誰かが同じように長く休んでも何とかできるなとも思えた。ちょうどhow to google worksを読んでいて、働きやすい環境について考えていたので、感覚的にためになった。
※コンドミニアムの絨毯が気持ち良いらしく、頬をスリスリしている娘
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