言いたいことがなにもない

プライベートな日記です

立ち塞がるケルベロスとの戦い

zekitterというツイッタラーが局所的にTwitterで炎上をエンジョイしているんだけど、まれに鋭いことも言っており、いつだったか電車のドアーの前に立ち塞がる人々のことをケルベロスと呼んでいた。

的確であるので、僕もそう呼んでいる。
男子、外に出ると七人の敵がいると言う。電車に乗ればケルベロス。日々東京都市のどこかで終わりなき戦いが繰り広げられている。

ケルベロスにも色んな種族があって、老ケルベロスからメスケルベロス、酔いどれケルベロスなどがある。若いケルベロスの一群が「うほほー混んでるー」とテンションが上がっていると本当に厄介。

人によって戦闘スタイルも色々あって、真正面からぶつかる、懐に潜り込む、ケルベロスのカバンの肩紐を引っ掛けて引きずり下ろすなどがある。だが「降ります」と交渉して理解を促すことや、ケルベロスの脇をすり抜けるなど無用な戦いを避けることが望ましい。言葉が通じるケルベロスもいることは覚えておきたい。周りの人を巻き込む恐れがある戦いはやめるくらいの賢明さを我々は持つべきである。

そんな僕も東京に来たばかりの頃はわけもわからずケルベロスだった。混んでる電車では一度降りることを覚えた時、大人になった、いや人間になれたと思った。

外国からせっかく来てくれた観光客がドアーの前で戸惑っていたり、「これがマンインデンシャかー」と苦笑しているのをみると、日本人として申し訳ない気持ちになるから、そもそも満員電車は非人間的でよくない。ここまで書いたところで、目の前の女性が足を組み私のスネを蹴った。