ストーリーとしての競争戦略から その1
その2があるかは分かりません。が、非常に面白い本なので、忘れないように大事な箇所をメモ。
**戦略とはストーリーである
「アクションリスト」「法則」「テンプレート」「ベストプラクティス」「シミュレーション」「ゲーム」は戦略ではない。
戦略を立てたつもりが、分析に陥ってしまっていることがある。
経営は、大きな事象を構成要素に分解することが大事。マーケティング、アカウンティング、ファイナンスなど。
だがそれはアナリシス(分析)であって、戦略の神髄はシンセンス(綜合)にあり、アナリシスとは相容れないものである。
だから、戦略に対応する部署は組織の中には見つからない。戦略はサイエンスよりも、アートに近いのかもしれない。
**競争戦略とは?
世間一般に「競争戦略」として語られる時、大抵「営業利益を○%アップ!」といった「目標」や、
SWOT分析などの「フレームワーク」や「これからはロングテール戦略を…」といった「バズワード」を使ったりしていることが多い。
しかし、本当の「競争戦略」は他社との違いである。
では、その他社との違いとは?注目する切り口は「程度の違い」と「種類の違い」。
「程度の違い」は身長や体重、「種類の違い」は性別や職業など。「私はこの人より○%男性」なんで言えないでしょう。
そして、「程度の違い」=「組織能力」、「種類の違い」=「ポジショニング」と言い換えられる。
また読みながら続きを書こう。